1.条件や時を表す副詞節が現在形になる訳
- 現在形は読み手にとって現実としてとらえやすいメリットがある。
- 従属節の現在形から主節の未来形に移行する場合、物事や行動の確実性が高まる。
- 主節でwillを使うことによって未来においてほぼ確実な出来事になるという表現となる。(willの確実性)
2.条件を表す副詞節
Ifの従属節では現在形が用いられます。(~ならば)
If it rains tomorrow, we will not go on a picnic. もし明日雨ならば、私たちはピクニックに行かないでしょう。
unlessの副詞節では現在形が用いられます。(~でなければ)
Unless it rains, we will go on a picnic. 雨でなければ、私たちはピクニックに行くでしょう。
onceの副詞節では現在形が用いられます。(いったん~すると)
Once he starts playing games on his smartphone, he will have a hard time stopping. 彼はスマートフォンでゲームを始めると、やめるのに苦労するでしょう。have a hard time+動名詞:~するのが困難だ
高校生対象の英文では条件節が現在形で主節にwillが使われないパターンもあります。
- On condition that : You can play on the play ground on condition that you keep your promise. 約束を守るという条件で、遊び場で遊ぶことができます。条件節のkeepは現在形です。
- Once : Once you finish your homework, you can absorb in the video game . 宿題を終えたら、ビデオゲームに没頭してもいいですよ。条件節のfinishは現在形です。
- In case : Close the windows in case it rains heavily. 激しく雨が降る場合に備えて窓を閉めてください。条件節のrainsは現在形です。
3.時を表す副詞節
Whenの従属節では現在形が用いられます。(~のとき)
When she leaves her home, her family will miss her. 彼女が家を出るとき、家族は彼女を寂しがるでしょう。
beforeの従属節では現在形が用いられます。(~の前に)
Before the customers come, we will prepare the coffee and cakes. お客様が来る前に、私たちはコーヒーとケーキの準備をするでしょう。
afterの従属節では現在形が用いられます。(~の後で)
After I finish doing my homework, I will watch TV. 宿題が終わった後で、僕はテレビを見るでしょう。
untilの従属節では現在形が用いられます。(~まで)
Until he arrives at this airport, I will wait at the lobby. 彼が空港に到着するまで、私はロビーで待つでしょう。
wheneverの従属節では現在形が用いられます。(~のときはいつでも)
Whenever he takes his umbrella with him, he will forget it when he returns. 彼が傘を持っていくときはいつでも帰るときに傘を忘れるでしょう。
as soon asの従属節では現在形が用いられます。(~するとすぐに)
As soon as he gets home, he will send a lot of emails to his friends. 彼は家に帰るとすぐに友だちにたくさんのイーメールを送るでしょう。
4.まとめ
中学生の学習の場合
条件を表す以下の単語はあれば条件節は現在形です。主節はwillを使います。
- if:~ならば
- unless:~でなければ
- once:いったん~すれば
時を表す以下の単語はあれば時節は現在形です。主節はwillを使います。
- when:~のとき
- before:~する前に
- after:~の後で
- until:~まで
- whenever:~するときはいつでも
- as soon as:~するとすぐに
高校生の学習の場合
高校生になると従属節は現在形で、主節はwillを使う構文(中学生)ばかりではなくて主節でwillを使わないパターンも出てきます。以下をご覧ください。
- Until : Wait here until I cross the street. 私が通りを渡るまでここで待ってね。Wait hereが命令文で未来形になっていません。
- Before : You should grab something to eat before you work hard. 一生懸命に働く前に何かを食べた方が良い。You should grab something to eatの主節はshouldを使ったアドバイスになっていて未来形になっていません。
- After : After you watch your favorite TV program, you should clean the living room. お気に入りのテレビ番組を見た後で、リビングルームを掃除した方がいいですよ。you should clean the living roomの主節はshouldを使ったアドバイスになっていて未来形にはなっていません。