形容詞も副詞も日本語の語順と同じものがあったり、反対のものがあったりして嫌いになる要因の一つといえますがこの記事を通して得意になる一歩を踏み出してください。
また形容詞を使わないで名詞を修飾する形容詞句や副詞を使わないで動詞、形容詞などを修飾する副詞句もありますがまとめて修飾する言葉として覚えましょう。
そして使い方のルールをマスターすることで文章読解の幅まで広がります。
ついにはきちんとした英文が書けるようになったりすると思います。
1. 形容詞の語順
形容詞の使い方を5つのパターンにわけて解説しました。どうぞお読みください。
①be動詞+形容詞 :主語=形容詞でこの形容詞は主格補語といって主語について説明をしています。
- She is brave.彼女は勇敢だ。 she=brave (ブレイブ、勇敢な)
- I am sure that she is happy.彼女が幸せなのを確信している。I=sure、she=happy
②be動詞+形容詞+名詞:形容詞が前から後の名詞を修飾していて理解しやすいパターンです。
- He is a smart boy.(彼は頭の良い子だ。)
- They are new teachers.(彼らは新しい先生だ。)
- That is an old park.(あれは古い公園だ。)oldのoが母音なのでanになります。
③一般動詞+形容詞:見えたり、聞こえたり、感じたり、においがしたり、味がしたりするときに使います。
- He looked young.(彼は若く見えた。)
- It sounds good.(それは良さそうだ。)
- I feel sad.(私は悲しく感じる。)
- This food tastes bad.(この食べ物はひどい味だ。)
- It smells good.それは良いにおいがする。
- look、sound、feel、taste、smellの動詞をみたら形容詞がくると覚えれば良いと思います。
④the+形容詞:~な人たちや抽象的なもの(形のないもの)を表します。
- the young=young people(若者たち)
- the old=old people(老人たち)
- the rich=rich people(お金持ちの人たち)
- the beautiful=beauty(美)
⑤名詞+形容詞:最初の二つはふだんなにげなくつかっている用法です。もうひとつのsomething、nothing のような~ingの単語の後に形容詞がきます。
- ten years old
- 6 feet tall
- something cold(何か冷たいもの)
- nothing wrong(間違いは何もない)
2. 形容詞の重要単語
比較級、最上級でmore, mostを使う形容詞をご紹介します。
これらの単語は意味だけでなく書けるようにもしましょうね。
- interesting(おもしろい:もの、ことが主語のとき使う単語)
- interested (興味ある:人が主語のときに使う単語)
- exciting (わくわくさせる:こと、ものが主語のとき使う単語)
- difficult (難しい:easyの反対語)
- famous (有名な)
- important (重要な)
- popular (人気のある)
- expensive (高価な)
3.形容詞句(節)の使い方
名詞+前置詞を使った形容詞句で形容詞句が前の名詞を修飾しています。これらの句をまとめて覚えましょう。
- a tennis player with blonde hair:金髪のテニスプレーヤー
- a ball boy with white shoes on:白いシューズをはいているボールボーイ
- a golf player of great talent:才能あるゴルフプレーヤー
- a president of great ambition:野望を抱いている社長
- a basketball player in high spirits:元気なバスケットプレーヤー
- a golf player in green jacket:緑のジャケットを着たゴルフプレーヤー
名詞+関係代名詞節は関係代名詞節が前の名詞を修飾しています。これらの形容詞節のフレーズを丸ごと覚えましょうね。
- a baseball player who is known to everyone:みんなに知られている野球選手
- an anime film that I watched yesterday:私が昨日見たアニメ映画
- a boy whose bag was stolen:バッグを盗まれた少年
4. 副詞の使い方
副詞はbe動詞があるときはbe動詞の後につけなければいけないというルールがあります。
- still(まだ)He is still working here.(彼はまだここで働いています。)
- always(いつも)She is always at home.(彼女はいつも家にいます。)
- sometimes (ときどき)You are sometimes in the classroom.(あなたはときどき教室にいます。)
- often(しばしば)We are often at the station.(私たちはしばしば駅にいます。)
副詞は一般動詞があるときには一般動詞の前につけるというルールがあります。be動詞の場合と合わせておぼえましょう。
- always(いつも)He always looks happy.(彼はいつも幸せそうです。)
- sometimes (時々)Tom sometimes goes to school by bike.(トムはときどき自転車で学校へ行きます。)
- often(しばしば)She often visits her friend’s house.(彼女はしばしば友だちの家を訪問します。)
- usually(たいてい)We usually go to the library on Sundays.(私たちはたいてい日曜日には図書館に行きます。)
副詞が前から形容詞を修飾する場合もあります。
- He runs very fast.(彼はたいへん速く走ります。)
- This stone is too big.(この石はあまりにも大きい。)
- That diamond is rather expensive.(あのダイヤモンドはやや高価だ。)
- This view is quite beautiful.(この景色はかなり美しい。)
副詞がいきなり文頭に使われる場合があります。
- maybe(多分)Maybe, you can do your homework .(多分、あなたは宿題ができるよ。)
- happily(幸せにも)Happily,she got well soon.(幸せにも、彼女はすぐに回復した。)
- naturally(当然ながら)Naturally,she came back to Japan.(当然ながら、彼女は日本に戻ってきた。)
副詞が文の最後に用いられる場合もあります。
- loudly (大きい声で)He talked to me loudly.(彼は大声で私に話しかけた。)
- fluently (流ちょうに)She speaks English fluently.(彼女は流ちょうに英語を話す。)
- hard (一生懸命に)Tom works hard.(トムは一生懸命に働く。)
5. 副詞の重要単語
*高校入試を控えている受験生は今すぐ意味を覚えましょう。
- rapidly (急速に)
- surprisingly(驚いたことに)
- tightly (しっかりと)
- quietly (静かに)
- finally (ついに)
- fortunately (幸運にも)
- freely (自由に)
- greatly (おおいに)
- definitely (もちろん)
- relatively (比較的)
- else (ほかに)
- instead (その代わりに)
- besides (そのうえ)
6.副詞句の作り方
前置詞を使った副詞句(動詞、形容詞などを修飾)
- in a month:ひと月たつと
- for a long time:長い間
- with a loud voice:大声で
- with a smile:微笑んで
- on the table:テーブルの上に
- under the desk:机の下に
これらの副詞句はなんとなく普段から学習している言葉だと思います。このような句は単語と同じようにまとめて覚えておくと便利です。
7.まとめ
形容詞、副詞、形容詞句、副詞句の使い方をマスターしたら書く練習をたくさんしてください。
複雑に見えていた単語も易しい感じがしてくるはずです。
ついには、文章もすらすら読めて書けるようになります。
また一般動詞についても復習すると、なお意味が取りやすくなるでしょう。