【ジュニアの生き方】 多様な未来に向けた生き方を学び、生きる偏差値を!

お子様への指導

この記事では子供たちが多方面にわたる問題意識をもちながら自分の興味を掘り起し、それに向かってまい進してほしいと思う気持ちから書いたものです。

これからの世の中は受験勉強で偏差値だけを高くするだけではなく、人や社会に貢献できる人間性も兼ね合わせなければなりません。

そして未来ある子供たちにより良い社会生活を送ってほしいと思っています。

1.感染症、地震、火事などの災害に対する基本的な生存スキル

1.感染症

約4年に渡る新型コロナウィルスで世の中もがらりと様変わりしました。それに伴い家庭生活も学校生活も窮屈な生活をしいられました。

会社ではリモートが多くなったり、飲食店では閉鎖するところも多くなりました。学校も休校したり、学級閉鎖をおこなったりして皆さんが家庭にいる時間が多くなりました。

この閉鎖的な状況の中で考えることがたくさんありました。

まず、コロナに感染しないようにするにはどうしたら良いのか、手洗い、マスク、うがいなどの昔から続いている基本的なことは大切であること、さらに人数の多くなった分だけ食料確保に奔走しなければいけないこと、さらに子供の学習はどうなるのかなど心配がつきませんでした。

ただただ、早期にコロナが収束に向かうことを願ってばかりでした。

このような経験をした全国の子供たちはある意味で経験値がアップしたはずです。これらの経験から今後の生活に役立ててほしいと思います。

2.地震、火事

いまや日本列島いつどこで地震が起こるのか心配な状況が続いています。大地震が起きてお困りの方々に対しては本当にお気の毒と思います。

2011年の大震災のときを思い起こしますと、自分の地域は震度5弱から5強が何回かありました。慌てて庭に飛び出しました。

家は左右に揺れていましたし、側溝のふたはバタンバタンと音を立て持ち上がっていました。向かい側のアパートの駐車場はバリバリという音をたてて大きなひび割れとなりました。

私はフェンスにつかまっていたのですが立っていることがままならず、座り込んでしまいました。その日は家に入るのが怖くて車のなかで一夜を過ごしました。

しばらくたって復興支援が叫ばれるようになり、宮城県の大川小学校跡にお見舞いに行ったり、ホテルの支援ということで泊まったりしました。

こういう話を小学生や中学生にときどき話をするのですが伝わっているのかどうかわかりません。でもこれからも少しづつでも話していきたいと思います。

地震に伴う火事についてですが、密集地にお住いの家庭では防災グッズ、特に防災マスク、水は準備しておかれたほうが良いですね。

子供たちは学校で防災訓練が行われますが、家庭においてまだされていない方はお子様とよく話し合って荷物、靴、順路を決めておかれることが大切です。

また、防災意識を高めるためにも一緒にグッズを選んだりすることが順序としては先ですね。

それから、地震についての予備知識としてですが、大地震の後の余震もかなり大きな地震です。あなどれません。

そしてその際に使われるマグニチュードですが、調べてみますと数字が1上がるとエネルギーは31.4倍だそうです。

もし2上がれば31.4×31.4ですから約1000倍のエネルギーであることがわかります。マグニチュード1の差はとても大きいです。

2.温暖化と異常気象、 海洋汚染土地開発による環境破壊などに対する環境教育の必要性

1.温暖化と異常気象

地球温暖化によって台風や洪水、氷が解けて海洋生物の生存が危ぶまれたり、火山活動が激しさを増して住民の居住地にまで影響を及ぼしている地域がでてきています。

これらの原因が二酸化炭素の排出に関係していると言われていますが、すべて現代社会の構造的問題からきていますね。一般市民ができることは限られています。

でも、無駄に車に乗らない、電気に関しては時間帯をうまく使うなど節約に関することは身の回りにたくさんあると思います。

これらのことをお子様と話し合われ、電気などの節約が地球温暖化や異常気象を防ぐ一因になるかもしれないことを知ってもらうことは素晴らしい家庭教育の一つだと思います。

車に関してはハイブリッドや電気自動車が多くなっていますので二酸化炭素排出は少なくなっていると思いますが、電気自動車は充電して走ります。

このことから電気はどのようにしてつくられるのと自問してみれば火力発電がメインの日本では石油から電気に変換されていることが理解できます。ゆえに一概にすべて良しとは言えませんん。

2. 海洋汚染

普段からペットボトルについて考えていることはスーパーの回収ボックスに持っていくことです。でも、夏になると砂浜に人が集まり、ペットボトルが散乱しています。

ボランティア活動などで砂浜を管理できるのは限りがあります。このペットボトルが岩や日光で砕けてどんどん小さくなりマイクロチップと呼ばれるものになります。

すると、これらを魚が食べて死んでしまいます。結果、人間の食料としての魚が減り、食生活に支障をきたします。

このようにして、負の連鎖が起こります。人間活動が魚の生態系にまで及ぼす一例ですね。

子供たちには様々なことがすべてつながっているのだということを教えてほしいと思います。

そしてこのような繋がりを知って、初めてどのような行動をすれば良いのかを考えるきっかけになるはずです。

3.土地開発による環境破壊

かなり前のお話ですが、ゴルフのブームがあり全国各地でゴルフ場が作られました。

ゴルフ場を作るのには樹木の伐採や、ブルトーザーで地面を削り、なだらかなスロープや平らな場所を作らなければなりません。

その間、大雨がむき出しになったゴルフ場の土砂を川に流しました。

特にそうして問題になったのはきれいな沖縄の海でした。一見、ゴルフ場と沖縄の海、どんな関係があるのと不思議に思った方がたくさんおられました。

その川から流れた土砂が海に入り込んでサンゴ礁の上に覆いかぶさりました。サンゴは土で覆われてしまうと日光が当たりませんので光合成ができないので生きていけなくなりました。

すると、それまでサンゴの作った酸素を吸って生きていた魚もそこでは生きられなくなりました。つまり、死んだ海になってしまったのです。

このことも、温暖化や海洋汚染と同様に負の連鎖が起こり大変な事態になってしまった例です。

この結果、各自治体はゴルフ場開発を縮小するように通達を出しました。

3.自給率の低いエネルギー資源に対する教育の必要性

1.石油に頼っている生活

日本は大部分の石油を外国から輸入しています。この輸入がうまくいかなければ生活が困難を極めます。

石油はガソリン、灯油、軽油、重油などに精製されますが、それだけではありません。

日常生活で使われるプラスチック製品、合成ゴム、衣類など例を挙げればたくさんあります。

また火力発電所にも電気をおこすのに石油が使われています。

2.再生エネルギーを考える

最近では原子力エネルギーが5パーセントくらいと言われてます。でも70パーセント強が火力発電に依存しているみたいです。

これからの日本は再生可能エネルギー(太陽光、風力、潮汐、地熱など)に移行すると言われています。このエネルギーは自然に優しいエネルギーなので少しずつ増えていくと考えます。

それでも足りないのでまた少しずつ原子力エネルギーを増やしていくみたいです。

4.現在の世界からみたこれからのミクロ、マクロの世界を考える

1.現在の世界

地球はおよそ4万㎞の大きさです。この地球に80億人が生活しています。そして人々が生活するのにどれだけの食料、どれだけの飲料水が必要になっているのでしょうか。

これらのことを調べていくと、自分たちの生活で必要なもの、必要な量が見えてくると思われます。こうした大きい世界から身近な世界を考えていくのも1つの学習法かなと考えます。

2.ミクロの世界

物質を構成する原子や分子の世界、ヒトの細胞の世界や遺伝子の世界、これら2つを見ても職業としては物理の世界、医学の世界と方向は違います。

でも同じミクロの世界ですから強い探求心と忍耐おまけに性能の良い顕微鏡が必要なのは共通していますね。またどちらもとても大切で必要不可欠な世界ですね。

3.マクロの世界

ミクロの世界から生まれたと言われる宇宙は膨張してマクロの世界になりました。光の速さで137億光年の大きさと言われていますが想像はつきません。

地球から月まで、地球から火星まで探査機が飛んでいく時代ですから、少しずつ学習していけば興味を持った子供たちの中には将来の博士になる人もでてくるでしょう。そして世の中に役に立ち、未来を切り開く可能性がある人になってほしいと思います。

5.正しい情報を見極める情報リテラシーの必要性

1.インターネットや携帯の使い方

昔は読み書きそろばんが必要条件でした。今は何でしょう。

私の考えではパソコン、携帯が扱える、つぎにこれを使って情報分析ができる、そしてこれらの情報を整理して発信できる力だと思います。そのベースとなるのは国語力です。

2.正しい情報の選び方

ですが、あまりにも情報量が多くてどれが正しいものなのか判断はつきにくいですよね。そうならないようにするためにも全方位の学習が求められます。

特に国語力は重要です。文章の内容を十分にくみ取り正しい判断ができるようにならなければなりません。

6.社会参加の重要性

1. 地域コミュニティへの参加

各地域では年に数回のごみ拾いがあると思います。あるご家庭ではお父さんが子供を連れてごみ拾いをしていました。地域にはこのようなボランティア活動があることを示したいと思ったのでしょう。

2.ボランティア活動への参加

このようなごみ拾いから広い目でボランティア活動を見るようにすると、社会での必要な活動が見えてくるはずです。

自分の場合は献血のお手伝い、交換留学生の送り迎え、そして彼らの地域訪問のお手伝いなどをしました。

7.自己管理能力の高い人になろう

1.健康管理

自分の平穏時の体温や体質などを覚えておく必要があります。特に食物アレルギーなどは自分の周りの人にも知っておいてほしいことだと思います。

2.時間の管理

スマホやPCをやり始めると時間を忘れ夢中になってしまいます。そのためにも一週間のスケジュールを立てた方がベターです。

そして次は曜日ごとの細かいスケジュールです。これらを作っておけば大枠から外れない行動ができます。

3.家計管理

経済を知る最初の一歩として、お小遣い帳をつけることをお薦めします。物価の値上がりや、使い過ぎかどうかチェックできます。

こうして自分の世界から世の中のことへと目が向き始めます。お小遣い帳の記入の仕方はご父兄が教えてあげてください。