Everythingの文法的正しい使い方

英語

1.主語

「everything」は物事の全体事象に使われますが「all」は限定された範囲においてのすべてという意味です。文法的には「everything」は単数扱いで「all」は複数扱いです。

  • Everything is ready for the committee of this district.
  • 訳 : この地区の委員会のためのすべての準備ができています。
  • Everything about this meeting is recorded in that computer.
  • 訳:この会議について全てのことがそのコンピュータに記録されています。

2.直接目的語

「~を」の意味で直接目的語で使われる場合があります。

  • He told you everything about the earthquake.
  • youは間接目的語everything about the earthquakeは直接目的語でSVOOの構文です。
  • 訳:彼はあなたに地震のことについてすべて話しました。
  • I decided to tell your son everything related to the school rules.
  • your sonは間接目的語everything related to the school rulesは直接目的語でSVOOの構文です。
  • 私はあなたの息子に学校の規則に関するすべてを話すことを決めました。
  • The man has everything, so I wonder what I should give him as a present.
  • everythingは直接目的語で前半はSVO構文で後半もSVOです。what I should give him as a presentは疑問詞+主語+動詞の間接疑問文ですが全体としてはwonderの目的語になっています。
  • その男の人はすべてを持っています。だから私は何をプレゼントとして彼にあげたらいいのか迷っています。

3.補語

「主格補語」として使われる場合、「everything」は主語や述語を補完する役割を果たします。

  • His dream in the future turned into everything he ever wanted.
  • His dream 主語、turned 動詞、everrything 補語のSVCの構文です。主格補語は主語=補語です。
  • 訳:彼の将来の夢は、彼が今まで望んできたすべてになりました。
  • Your plans were everything we wanted to come true.
  • Your plans 主語were 動詞everything we wanted to come true 補語のSVCの構文です。
  • 訳:あなたの計画は私たちが実現したいと思っているすべてでした。

4.前置詞の目的語

「前置詞+名詞」の名詞は前置詞の目的語と表現されます。難しそうな表現ですが「前置詞句」としてとらえてその前にある動詞などを修飾すると考えればわかりやすいと思います。

  • She worked hard on everything related to the project.
  • 「on」は前置詞で、「everything」がその目的語となります。すなわち、「on everything」は「全てのことについて」という前置詞句でworkedを修飾しています。
  • 訳:彼女はプロジェクトに関連するすべてのことについて一生懸命働きました。

5. 部分否定

「everything」に「not」が付くと必ずしも~とは限らないという部分否定になります。誤りやすい訳は「すべてが~ではない」という全否定です。注意しましょう!

  • Not everything he stated in the report is true.
  • 彼がレポートで述べたことはすべてが真実とは限らない
  • He doesn’t want to do everything he likes.
  • 彼は自分の好きなことをすべてしたいわけではない

6.everythingとallの違いのポイント

それぞれの物事の全体を指す場合、「everything」は名詞で単数形扱いです。

  • 名詞を限定してその全体を示すときは「all」を使います。
  • 例えばall the studentsで「all」はthe studentsを修飾する形容詞で複数扱いです。言い換えればある特定の範囲内の全てのときは「all」を使います。
  • またAll of the students were absent from school. 「all」はthe studentsの代名詞として使われていてます。
  • 訳:すべての生徒は学校を欠席した。

「everything」と「all」の用法の違いをマスターすると英語力UPにつながりますね。