昔は単語をたくさん覚えたら英語が上達するという風潮がありましたが、それだけでは英文は理解できません。プラスアルファが必要になります。それには文を構成する動詞をマスターすることが重要だと考えられます。
まず初めに目的語をとらない動詞あるいは目的語をとる動詞なのか、人に~させる意味の動詞(使役動詞)であるまたは人が~するのを聞く見るという意味の動詞(知覚動詞)であるのか、などのを動詞のそれぞれの性質を覚えます。
つぎに、これらの文に少しだけ飾りを入れるのに使われるのが形容詞(happy,kind,famousなど名詞を修飾する)であり副詞(always,sometimes, often,still動詞を修飾する)に注意をはらいます。
さらにもう少し長く修飾された文、つまり現在分詞(~している人、もの)、過去分詞(~された人、モノ)そして関係代名詞などで後ろから前へ修飾した文をマスターします。
最後はこれらのそれぞれの型を見極めながら学習することで文章理解がいっそう深くなると考えています。その文章の中に使われている単語も同時に覚えていけば英語の苦手意識が取り払われ、得意科目になるのではないかと思われます。
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1.目的語をとらない動詞:主語+動詞+形容詞(補語)SVC

まず主語+動詞+形容詞について説明します。
この構文の特徴は動詞+形容詞で形容詞が主語の様子を説明していることです。

いくつか例文で説明してもらえますか。

- He looks great. 彼は偉大に見える。lookは~に見えるという動詞で目的語(~を、に)がきません。代わりに形容詞がついて主語の様子を表します。この場合はhe=greatでgreatを主格補語と呼びます。またlookのような目的語がつかない動詞を自動詞と言います。
- The Beatles’ music sounds good. The Beatles’ music=good ビートルズの音楽はよく聞こえる。
- I feel fine. I=fine 私は気分が良い。
- This wine tastes bad. This wine= bad このワインはおいしくない。
- This bread smells good. This bread=good このパンはおいしいにおいがする。
動詞+形容詞の型をとる動詞を覚えましょう
高校受験ではlook、sound、feel、taste、smell+形容詞が~のように見える、感じると大きくとらえておきましょう。

この他にも主格補語と呼ばれるパターンがいくつかあります。いくつか例を示します。
- I am in a hurry. I= in a hurry 私は急いでいる。
- My hope is to be a teacher. my hope=to be a teacher 私の望みは先生になることです。
- I sat reading a newspaper. I= reading a newspaper 私は座って新聞を読んでいました。
2.目的語を二つとる動詞7こ SVOO

動詞+目的語+目的語のように目的語が2つ続く場合があります。これらは~に~を—したと訳せます。
- I gave him some sandwiches.(私は彼にいくらかサンドウィッチをあげた。)
- I sent him a presen(私は彼にプレゼントを送った。)
- He showed them many pictures.(彼は彼らにたくさんの写真を見せた。)
- She told us some interesting stories.(彼女は私たちにいくつか面白い話をしてくれました。)
- We bought you many presents.(私たちはあなたにたくさんのプレゼントを買いました。)
- They taught us English.(彼らは私たちに英語を教えてくれた。)
- He made me a nice table.(彼は私にすてきなテーブルを作ってくれた。)

これらをマスターするためには二重目的語をとる動詞を覚えればいいわけですね。

そのとおりです。以下の動詞の意味や過去形、過去分詞形をしっかりと覚えましょう。
- give ~に_をあげる :gave, given
- send~に_を送る : sent, sent
- show~に_を見せる : showed, shown
- tell~に_を話す : told, told
- buy~に_を買う : bought, bought
- teach~に_を教える: taught, taught
- make~に_をつくる : made, made
3. 補語(主格補語と目的格補語)をとる動詞 SVCとSVOC

補語には2つの種類があります。
まず主格補語についてです。この構文はSVC(主語+動詞+形容詞または名詞)で主語=補語となります。つまり補語が主語を説明しています。動詞の後に名詞や形容詞がきます。以下の文をご覧ください。
- She is a girl. she = a girl
- He is kind. He =kind
- He became a pilot. He =a pilot

続いて目的格補語についてですが SVOC (主語+動詞+目的語+補語)に出てきます。目的語=補語のことで補語が目的語を説明しています。以下の文をご覧ください。
- People call him a superman. him= a superman 人々は彼をスーパーマンと呼びます。
- His father named her Mary. her= Mary 彼の父は彼女をメアリと名付けた。
- Her mother made her daughter a famous violinist. her daughter= a famous violinist 彼女の母は娘を有名な歌手にした。

それでは以下の目的格補語をとる動詞を覚えることで実力アップですね。以下のように覚えればいいですか。
- call~を_と呼ぶ :called, called
- name~を_と名付ける :named, named
- make~を_にする :made, made

はい、そうです。ただしmake+人+形容詞の場合がありますので要注意です。以下をご覧ください。
He made her happy. her= happy 彼は彼女を幸せにした。
4.使役動詞、知覚動詞+人+原形不定詞(SVOC)

高校受験生は特にhave、make、let(使役動詞)、hear、see(知覚動詞)の文はあとに人+原形不定詞が続くと覚えてください。また以下の意味も覚えましょう。
使役動詞:~に_させる(haveは~してもらうもあり)
知覚動詞:~が_するのを聞く、見る

では、使役動詞であるhave, make, letを使った動詞+人+原形不定詞を示してください。

わかりました。以下をご覧ください。
- I had my uncle repair my smartphone. my uncleが目的語でrepairは補語です。この補語が目的語を説明していますので目的語=補語となります。これを文法的に言いますと目的格補語と言います。(私はおじさんにスマホを修理してもらった。)
- He made me do the homework. meが目的語でdoが補語です。(彼は私に宿題をさせた。)
- Let me tell you about my hometown.meが目的語でtellが補語です。(私の故郷についてあなたに話させてください。)

知覚動詞 であるhear,seeを使った動詞+人+原形不定詞 or 動詞+人+現在分詞もお願いします。

はい、それでは以下をご覧ください。
- I heard you sing a song. 私はあなたが歌を歌うのを聞いた。
- I heard you singing a song. 私はあなたが歌を歌っているのを聞いた。
- He saw you run around the park. 彼はあなたが公園の周りを走るのを見た。
- He saw you running around the park. 彼はあなたが公園の周りを走っているのを見た。
注意:hear, seeの動詞は目的語の後ろに原形不定詞か現在分詞~ingがきます。意味も少し違います。
5.動詞+人+to 動詞(SVOO)

目的語が2つの場合でも人+to 動詞のパターンがあります。~が—するのをという意味です。以下に例を示しましたのでご覧ください。
- I wanted him to help me. 私は彼に助けてほしかった。
- We asked them to do the volunteer work. 私たちは彼らにボランティア活動をしてほしいと頼んだ。
- My mother told his son to help his brother. 私の母は息子に弟を手伝うように言った。

では、動詞+人+to 動詞があることを念頭において以下のように意味を覚えます。
- want+人+to 動詞 ~に_してほしい
- ask+人+to 動詞 ~に_してほしいと頼む
- tell+人+to 動詞 ~に_するように言う

そのようにまとめることはいいことです。
6.まとめ
今回は補語をとる動詞、目的語を二つとる動詞、目的語、補語をとる動詞と使役動詞、知覚動詞+人+原形不定詞、動詞+人+to 動詞の5つの構文を解説してみました。
まとめとしての例文
- He looks happy.(補語)彼は幸せそうです。(SVC)
- Tom studied French.(目的語)トムはフランス語を勉強した。(SVO)
- He showed her his own pictures.(間接目的語、直接目的語)彼は彼女に彼自身の写真をみせた。(SVOO)
- I had my uncle repair my smartphone.(目的語=補語)私はおじさんにスマホを修理してもらった。(SVOC)
- I wanted him to help me.(目的語がto不定詞の場合の例)私は彼に助けてほしかった。(SVOO)
上記のように構文をいくつもマスターすると少しずつ長い文が読めたり、書けたりできるようになります。ぜひ参考にして下さい。お役に立てば幸いです。